大会長挨拶
 第57回 歯科基礎医学会学術大会の大会長を務めることとなりました日本歯科大学新潟生命歯学部の影山幾男でございます。2015年9月11日‐13日、学会会場は新潟市の朱鷺メッセに決定しました。現在、新潟生命歯学部の実行委員会を立ち上げ開催に向けて準備しております。

 第1回目の歯科基礎医学会は1959年10月に東京医科歯科大学で開催されました。2013年には創立55周年を迎えました。日本歯科大学新潟生命歯学部においては1985年(第27回)に担当させていただいてから30年ぶりの開催となります。
 本会は2014年9月に一般社団法人 歯科基礎医学会として法人格を取得し、解剖学、生理学、生化学、薬理学、微生物学、病理学の6分野に組織・発生学を加えた7分野に構成されました。会員数は2300名を超えております。「生命科学発展への寄与」と「歯科臨床への貢献」の二つの役割を基盤とした有機的組織をさらに強化して、歯科医療を含めた生命科学の発展に寄与しております。

 大会テーマは、これからの若手研究者に送るメッセージとして自利利他の精神を挙げさせていただきました。『自利利他』とは利己心、または利他心だけが強すぎると、若手はついてきません。我々が研究面にて自己確立した後、若手のことを指導していきましょうとの仏教の言葉です。
 第57回大会は、大会テーマのもと、歯科基礎医学の発展を担う若手研究者をいかに育てるかのご意見を伺い、会員の先生方とともに議論できる場にしたいと考えております。
 ロッテ基金特別講演では、ノーベル賞受賞者、下村脩先生をお呼びして「日本の若手研究者をいかに育てるか」に焦点を絞り、特別講演とその後の対談をお願いしております。対談では、ぜひ若手研究者からたくさんの意見がいただければ幸いです。

 さらに、メインシンポジウム、日本学術会議シンポジウム、歯科基礎医学会学術シンポジウム、歯科基礎医学会賞学会奨励賞、共催セミナー(ランチョンセミナー)、一般演題(口演、ポスター)他、サテライトシンポジウムなどの企画案が出ております。昨年、決定しました韓国の歯科基礎医学会との一部合同シンポジウムも予定しております。

 法人化後、初めての歯科基礎医学会ですので、歴史に残る大会になると思われます。
開催校といたしましては、学会員のみならず、他の医療従事者や一般の方々にも有意義な学会になるよう努力したいと思います。新潟に行ってよかったと思われるような学会にすべく計画を立てておりますので、是非、一人でも多くのご参加をお願い申し上げます。新潟は豊かな自然に恵まれ、日本一美味しいコシヒカリ、銘酒の数々、新潟野菜、豊富な魚介類で有名です。京都の祇園ほどではありませんが、古町を濶歩すれば古町芸妓に出会うこともあります。新潟の町と共に皆様のご参加をお持ち申し上げております。