プログラム・日程表
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歯科基礎医学会学術シンポジウム | 日韓合同シンポジウム | 歯科基礎医学会賞学会奨励賞
ランチョンセミナー | サテライトシンポジウム | 懇親会
抄録は平成27 年度学術大会抄録号「Journal of Oral Biosciences Supplement 2015」として、
歯科基礎医学会ホームページ からダウンロードできますのでご活用ください。
日程表 (8月21日現在)
9月11日(金)  9月12日(土)
9月13日(日)  9月11日〜13日
各種会議・開催一覧
プログラム(日本語)  プログラム(英語)
ロッテ基金特別講演
Special lecture accorded by the LOTTE foundation
9月13日(日)13:00〜15:00
第一部 講演 13:00〜14:00
「緑色蛍光たんぱく質 GFP の発見」
 下村 脩(ウッヅホール海洋生物学研究所特別上席研究員・
        ノーベル賞受賞者)
 座長:影山 幾男(第57回歯科基礎医学会学術大会 大会長)
第二部 対談 14:00〜15:00
テーマ:日本の若手研究者をいかに育てるか
対談者:大浦  清(一般社団法人 歯科基礎医学会 理事長)
    住友 雅人(日本歯科医学会会長)
    村上 龍男(鶴岡市立加茂水族館前館長 シニアアドバイザー)
    下村  脩(ウッヅホール海洋生物学研究所特別上席研究員)
新潟日報 8/13 朝刊をご覧になって
申し込まれる方はこちらから
締め切り:8月26日(水)
締め切りました
特別講演事前参加登録(市民の方)
学術大会参加者で特別講演に申し込まれる方
特別講演事前参加登録
※特別講演は公開講座といたします。
 ノーベル賞受賞者の講演のため、満員になる可能性があります。
 学会参加者の方も、学会事前参加登録とは別に、公開講座の
 参加登録をお願いいたします。



ロッテ基金特別講演
聴講券は改めてお送りします。
メインシンポジウム
Main symposium
9月12日(土)14:00〜16:00
Outlook of Dentistry
Theme of main symposium is outlook of dentistry. Each speaker will give advantages and disadvantages of dentistry in their own country. Furthermore, they will give any future prospects in dentistry (clinic or basic dental sciences). After their presentation they will discuss the matter with audiences in a lecture theatre.
メインシンポジウムのテーマは『歯科学の将来展望』です。各シンポジストは現時点での自国の歯科学の利点と問題点について紹介します。さらに、基礎歯学もしくは臨床歯学についての将来性(展望)について語ります。講演後、会場の先生方とディスカッションをいたします。
Chairperson :
Ikuo kageyama D.D.S., Ph.D.(Congress President)
Akira Hamura D.D.S., Ph.D.
(Dean of the Nippon Dental University School of Life Dentistry at TOKYO)
MS-1
”The outlook for dentistry in Australia: the past, the present and the future”
Prof. Grant Townsend BDS, BScDent (Hons), PhD, DDSc, FADI, FICD( School of Dentistry, University of Adelaide, South Australia 5005)
MS-2
”Transfer of Scientific Knowledge into the Dental Curriculum”
Prof. Charles Shuler DMD PhD(Dean of the Faculty of Dentistry of the University of British Columbia)
MS-3
”Dentistry the UK”
Prof. Paul Coulthard(Dean of the School of Dentistry The University of Manchester UK)
MS-4
”The Future Dentistry in Japan”
Prof. Akira HAMURA (Dean of the Nippon Dental University School of Life Dentistry at TOKYO)
日本学術会議シンポジウム
Symposium of Science Council of Japan
9月13日(日)9:00〜11:00
「歯科基礎医学の多様性と新たなパラダイムシフトの展開」
座長:東 みゆき(日本学術会会員、東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科)
   髙田  隆(一般社団法人歯科基礎医学会 副理事長)
シンポジスト:
 CS-1「歯科基礎医学の多様性を基盤とした新たな歯科医学の展開─日本学術会議の立場から」
    山口  朗 (日本学術会議会員、東歯大 口腔科学研究セ)
 CS-2「歯科基礎医学分野からパラダイムシフトをおこすような人材を育成するために」
    平田 雅人 (九州大 院歯 口腔細胞工学)
 CS-3「基礎生命科学の一研究者として」
    一條 秀憲 (東京大 院薬 細胞情報)
 CS-4「新しいリンパ球ILC2の発見」
    茂呂 和世(1)理研 統合生命医科学研究セ 免疫細胞システム研究
          2)横浜市大 院生命医 免疫生物
          3)日本学術振興機構 さきがけ)
 CS-5「骨リモデリングの制御機構の解明」
    中島 友紀 (医科歯科大 院医歯 分子情報伝達)
 CS-6「発生の神秘に魅せられて」
    大峡  淳 (新潟大 院医歯 口腔解剖)
歯科基礎医学会学術シンポジウム
Symposium of JAOB
9月12日(土)9:00〜11:00
生体機能の多次元バイオイメージング
座長:進藤 正信(北海道大学大学院歯学研究科・口腔病理病態学教室 教授)
   大場 雄介(北海道大学大学院医学研究科・細胞生理学分野)
シンポジスト:
 KS-1「ライブイメージングと数理計測で見る脊椎動物の発生ボディプランの調節機構」
    飯村 忠浩( 1)愛媛大 PROSバイオイメージング
           2)愛媛大 ADRES病態機能解析
           3)愛大病院 創生医療セ・人工関節セ)
 KS-2「蛍光生体イメージングで解く細胞動態ネットワークの世界」
    石井  優( 1)大阪大 院医/生命機能・免疫細胞生物 2)JST, CREST)
 KS-3「シグナル伝達のバイオイメージングと臨床応用」
    大場 雄介(北大 院医 細胞生理)
 KS-4「初期発生における蛍光イメージングによる心臓・血管形成機構の解明」
    望月 直樹(国循セ 研究所 細胞生物)
日韓合同シンポジウム
KBDSSA and JAOB joint symposium at the Meeting
9月13日(日)9:00〜11:00
「New Horizon in Bone Cell Biology」
Chairperson :
Nobuyuki Udagawa (Prof. Dept Oral Biochem, Matsumoto Dent. Univ.)
Norio Amizuka
(Prof. Dept. of Develop. Biol. of Hard Tissue, Grad. Sch. of Dental Medi., Hokkaido Univ.)
Speakers :
JKS-1 「Role of Runx2/Cbfβ complex in skeletal tissues」
    Prof Je-Yong Choi D.D.S., Ph.D.
    Department of Biochemistry and Cell Biology, Kyungpook National University
JKS-2 「Contribution of the Scx+/Sox9+ cell population to the establishment of the junction
     between tendons/ligaments and cartilage」
    Prof Chisa Shukunami D.D.S., Ph.D.
    Department of Oral Biochemistry, Hiroshima University
JKS-3 「Calcium signaling for osteoclast differentiation」
    Prof Hong-Hee Kim Ph.D.
    Department of Cell and Developmental Biology, Seoul National University
JKS-4 「Regulation of osteoclast differentiation and function by Wnt signals」
    Prof Yasuhiro Kobayashi D.D.S., Ph.D.
    Institute of Oral Science, Matsumoto Dental University
歯科基礎医学会賞学会奨励賞
JAOB/Rising members award winner
9月12日(土)13:00〜14:00
Y-1 生理学部門
「ヒトの等尺性舌突出時における皮質─筋コヒーレンス解析:脳磁図による研究」
前澤 仁志(北大 院歯 口腔生理)
受賞対象論文:Contralateral dominance of corticomuscular coherence for both sides of the tongue during human tongue protrusion : An MEG study.
NeuroImage 101巻 245頁〜255頁(2014年発行)
第56回歯科基礎医学会学術大会発表
Y-2 生化学部門
「NF-κB p65はSmad4と結合することでBMP2誘導性の骨形成を抑制する」
平田-土屋 志津(九歯大 健康増進 九歯大 口腔機能学)
受賞対象論文:Inhibition of BMP2-induced bone formation by the p65 subunit of NF-κB via an interaction with Smad4.
Molecular Endocrinology 28巻 1460頁〜1470頁(2014年発行)
第54回歯科基礎医学会学術大会発表
Y-3 解剖学部門
「歯の他家移植はマウス歯髄幹細胞/前駆細胞の維持を阻害する」
斎藤 浩太郎(新潟大 院医歯 硬組織形態)
受賞対象論文:Allogenic tooth transplantation inhibits the maintenance of dental pulp stem/progenitor cells in mice.
Cell and Tissue Research 356巻2号 357頁〜367頁(2014年発行)
第54回歯科基礎医学会学術大会発表
Y-4 解剖学部門
「骨細胞は破骨細胞形成抑制因子としてインターフェロンβを産生する」
林田 千代美(明海大 歯 口腔解剖)
受賞対象論文:Osteocytes Produce Interferon-β as a Negative Regulator of Osteoclastogenesis
発表誌名:The Journal of Biological Chemistry 289巻11545頁〜11555頁(2014年発行)
第55回歯科基礎医学会学術大会発表
ランチョンセミナー
Luncheon seminars
ランチョンセミナー 1 LS-1
9月12日(土)12:00〜13:00
「エルゼビア社主催 若手研究者のためのAuthor Workshop:
 学術論文作成に必要な画像処理とプレゼン技法について」
演者:大島 勇人1), 2) ( 1)新潟大 院医歯 硬組織形態、2)J Oral Biosci誌編集委員長)
共催:エルゼビア・ジャパン株式会社
ランチョンセミナー 2 LS-2
9月13日(日)12:10〜12:50
「医の博物館への招待」
演者:西巻 明彦(日歯新潟 生命歯 医の博物館)
座長:葛城 啓彰(日歯新潟 生命歯 微生物)
共催:ジェイメディカル株式会社
サテライトシンポジウム  9月11日(金)
Satellite Symposium
サテライトシンポジウム1
日 時:9月11日(金)13:00〜15:00
会 場:中会議室201A
オーガナイザー1 笹川 一郎(日歯新潟 先端研)
オーガナイザー2 田畑  純(医科歯科大 院医歯 硬組織構造生物)
SS1「象牙質の進化を探る」
象牙質は歯の中心となる硬組織であるが、その進化については大きな変化を遂げるエナメル質の陰に隠れ、あまり注目されない。しかし、哺乳類の象牙質の構造と発生、さらに病変を正しくとらえるためにはその進化は極めて重要である。今回は魚類から哺乳類まで、比較解剖学の視点から象牙質の進化を取り上げる。

 SS1-1 象牙質の進化と歯の進化
     ○田畑  純(医科歯科大 院医歯 硬組織構造生物)
 SS1-2 下等脊椎動物における象牙質の多様性と進化
     ○笹川 一郎(日歯新潟 先端研)
 SS1-3 高石灰化組織となる象牙質、肺魚のPetrodentine
     ○岡 俊哉1)、石山 巳喜夫2)、笹川 一郎3)
     (1)日歯新潟 生物、2)新潟短大 歯科衛生、3)先端研 解剖)
 SS1-4 爬虫類(ワニ)の象牙質形成、成長線形成機構を中心に
     ○三島 弘幸(高知学園短大 医療衛生)
 SS1-5 脊椎動物の進化における骨格形成の変遷
     ○山口  朗(東歯大 口腔科学研究セ)
サテライトシンポジウム2
日 時:9月11日(金)15:00〜17:30
会 場:中会議室201A
オーガナイザー1 川崎  和彦(ペンシルバニア州立大 人類)
オーガナイザー2 石山 巳喜夫(日歯新潟短大)
SS2「エナメル蛋白遺伝子群の系統発生学的解析---魚類から哺乳類まで---」
エナメル質の進化史上、魚類(肉鰭類および条鰭類の一部)では、エナメル質の発現が形態的に明らかにされているにも関わらず、これまで遺伝子の情報はほぼ皆無の状態であった。ところが最近、これらの魚類においてもいくつかの遺伝子の情報が明らかになりつつあることから、本シンポジウムにおいて、哺乳類から魚類までのエナメル蛋白遺伝子の進化的変遷を浮き彫りにして、遺伝子進化とエナメル質構造進化との関連を討議する。

 SS2-1 エナメル質の起原
     ○川崎 和彦(ペンシルバニア州立大 人類)
 SS2-2 四肢動物のエナメル質の分子進化
     ○新谷 誠康(東歯大 小児歯)
 SS2-3 肉鰭類アメロジェニン遺伝子の分子生物学的解析
     ○三上 正人(日歯新潟 微生物)
 SS2-4 条鰭魚類 ガーパイクの歯と鱗の上皮性蛋白の発見
     ○石山 巳喜夫(日歯新潟短大 歯科衛生)
 SS2-5 魚類の歯胚におけるエナメル蛋白遺伝子およびDmp1遺伝子の発現解析
     ○中富 満城(九歯大 解剖)
 SS2-6 ガーパイクの歯と鱗におけるSCPP5蛋白の免疫組織化学
     ○笹川 一郎(日歯新潟 先端研)
サテライトシンポジウム3
日 時:9月11日(金)13:00〜15:00
会 場:中会議室201B
オーガナイザー1 吉垣 純子(日大松戸歯 生理)
オーガナイザー2 横山 三紀(医科歯科大 院医歯 硬組織病態生化)
SS3「内膜系オルガネラの形成・輸送機構」
動物細胞では細胞外への物質の搬出と細胞外からの物質の搬入をおこなうために複数の細胞内小器官が連動して内膜系として機能を果たす。内膜系オルガネラはそれぞれ特定の機能をもつが、小胞輸送により互いに密接に連絡する。本シンポジウムでは、内膜系オルガネラの形成・維持,および細胞内輸送メカニズムについて最新の知見を紹介し(ゴルジ体、輸送小胞、リソソーム、分泌顆粒)、内膜系オルガネラの機能破綻が細胞にもたらす影響を討論する。

 SS3-1 ゴルジ体の構造維持におけるVAMP4の役割
     ○設楽 彰子1)、渋井 徹2)、岡山 三紀3)、荒川 俊哉4)、溝口 到3)、坂倉 康則2)
      田隈 泰信4) 
     (1) 米国立衛生研、2) 北医大 歯 解剖、3)矯正、4)生化)
 SS3-2 耳下腺腺房細胞における分泌顆粒へのタンパク質選別輸送機構
     ○吉垣 純子、横山 愛、加藤 治(日大松戸歯 生理)
 SS3-3  ROCOファミリーキナーゼLRRK1によるEGFR細胞内輸送制御
     ○花房 洋1)、慶田城 迅2)、松本 邦弘1)
     (1)名大 院理 生命理、2)神戸大 院歯 病態シグナル)
 SS3-4  Lysosome-associated membrane protein 1/2によるミトコンドリア細胞内輸送の制御
     ○横山 三紀(医科歯科大 院医歯 硬組織病態生化)
 SS3-5 骨系細胞におけるリソソームの新しい機能
     ○筑波 隆幸(長崎大 院医歯薬 歯科薬理)
サテライトシンポジウム4
日 時:9月11日(金)15:00〜17:30
会 場:中会議室201B
オーガナイザー1 石川 康子(徳島大 院医歯薬 分子薬理)
オーガナイザー2 今井 あかね(日歯新潟 新潟短大 歯科衛生)
SS4「第29回唾液腺談話会 唾液腺研究最前線〜未来へと続く軌跡〜」
唾液腺および唾液に関わる研究は、基礎医学研究分野だけでなく、臨床分野の人々も関心を持つ幅広い研究分野である。本年で29回目を迎える唾液腺談話会は基礎歯科医学会のサテライトシンポジウムとして開催されてきた経緯がある。本年は新しいトピックスを公募し7演題の応募を頂いた。また、29回目ということで歯科大学を一巡したことになり、唾液腺談話会の軌跡を振り返る良い機会と考え、談話会創設時にご尽力された東城先生のお話を頂くこととした。若手からベテランまでの新旧を交えての活発な意見交換により、唾液腺研究の発展的未来を探るシンポジウムとする。

 SS4-1 乳製品副産物による人工唾液の開発
     ○石川 康子1)、Pieczonka Tomasz1)、Bragiel Aneta1)、薮内 さつき2)
      竹内 祐子2)、柳沢 志津子3)、福田 佳奈4)、金 智蓮4)、金 敦祚4)、吉岡 昌美3)
     (徳島大 院医歯薬 1)分子薬理、2)地域医療福祉、3)口腔保健福祉、
      4)アプロサイエンス社)
 SS4-2 唾液腺BDNF強制発現トランスジェニックマウスにおける神経生理学的変化とヒトの
     精神神経疾患の病態評価における唾液検査の応用
     ○東 雅啓1)、猿田 樹理1)、杉本 昌弘1),2)、近藤 裕介1),3)、斎藤 一郎4)
      槻木 恵一1)
     (1) 神奈川歯大 院 口腔科学、2) 慶応大 先端生命科学研、
      3) 東海大 医 病理診断、4) 鶴見大 歯 病理)
 SS4-3 ヒト唾液ペプチドの研究:ペプチドミクスから機能解析へ
     〇斎藤 英一1)、金子 陽徳2)、幡本 晃太2)、瀬賀 拓哉1)、加藤 哲男3)、谷口 正之2)
     (1)新潟工大 院工、2)新潟大 院自然、3)東歯大 化)
 SS4-4 マウス顎下腺灌流法による上皮膜輸送機能解析 膜タンパクと水分泌との関係について
     ○中本 哲自1)、近藤 祐介2)、向坊 太郎2)、城所 愛美2)、今村 敦2)、宗政 翔2) 
      正木 千尋2)、細川 隆司2)
     (1)松本歯大 歯科補綴、2)九歯大 口腔再建リハビリ)
 SS4-5 ラット3大唾液腺における副交感神経性血流増加反応の相違
     ○佐藤 寿哉、石井 久淑(北医療大 歯 生理)
 SS4-6 内因性peroxidase活性による諸種哺乳動物の唾液腺腺房細胞の性状
     ○盛口 敬一1)、内海 倫也1)、城ケ原 貴通2)、小田 銑一2)、本田 雅規1)
     (1)愛院大 歯 口腔解剖、2)岡山理大 理 動物)
 SS4-7 アミラーゼ分泌とCa2+:第1回談話会から引きずる未解決の課題
     ○東城 庸介(北医療大 歯 教育支援)
サテライトシンポジウム5
日 時:9月11日(金)13:00〜15:00
会 場:中会議室302A
オーガナイザー1 上岡  寛(岡大院医歯薬 歯科矯正)
オーガナイザー2 薗村 貴弘(金沢医大 医 解剖二)
SS5「歯科医学領域におけるFIB-SEMによる三次元超微形態観察の可能性」
近年、集束イオンビーム(FIB)で試料を薄切し、電子顕微鏡で連続観察して三次元再構築する手法が生命科学分野で普及しつつある。FIBは軟組織、硬組織、さらにはチタンなどの金属も3nmという高精度の薄切が容易であり、これらを連続TEM-like像として観察できるFIB-SEMは、硬い試料を標的とすることの多い歯科領域においても、次世代の超微形態解析法として注目を集めている。本シンポジウムでは、それぞれ異なる観察対象でFIB-SEMを用いた研究を先駆けている基礎系および臨床系の研究者6名により「歯科医学領域の三次元的超微形態観察法」を紹介し、歯科医学の基礎と臨床を橋渡しする将来的な展望を議論したい。

 SS5-1 中枢神経系における共焦点レーザー顕微鏡とFIB-SEMを用いた3D-CLEM
     ○薗村 貴弘(金沢医大 医 解剖二)
 SS5-2 力学的負荷に対する歯根膜組織変化の3次元超微形態解析
     ○平嶋 伸悟1) 2)、太田 啓介1)、金澤 知之進1)、都合亜記暢1),3)、楠川 仁悟2)
      中村 桂一郎1) 
     (1) 久留米大 医 顕微解剖、2) 久留米大 医 歯口セ、3) 久留米大 医 電顕)
 SS5-3 直交配置型FIB-SEMを用いた骨組織の三次元的解析
     ○橋本 真奈1)、長岡 紀幸2)、原 徹3)、上岡 寛1)
     (1) 岡大 院医歯薬 歯科矯正、2) 岡大 院医歯薬 共同利用施設
      3) 物質・材料研究機構)
 SS5-4 骨細胞ネットワーク:FIB-SEMによる微細構造解析
     ○長谷川 智香(北大 院歯 硬組織発生生物)
 SS5-5 直交配置型FIB-SEMによる象牙質疾患の未脱灰3次元超微形態観察
     ○三浦 治郎1)、清水 真人1)、榎本 早希子2)、荒井 重勇2)
     (1) 阪大 院歯 総診2)名大 エコトピア)
 SS5-6 チタン/生体界面の三次元観察
     ○長岡 紀幸1) 、吉原 久美子2)
     (1)岡山大 院医歯薬 歯先端研セ2)岡山大病院 新医療研開セ)
サテライトシンポジウム6
日 時:9月11日(金)15:30〜17:30
会 場:中会議室302A
オーガナイザー1 網塚 憲生(北大院歯 硬組織発生生物)
オーガナイザー2 笹野 泰之(東北大 院歯 顎口腔形態創建)
SS6「骨の細胞イメージング - a new horizon - 骨のメカニズムをどこまで観ることができるか」
画像イメージングの発達に伴い、石灰化した骨の細胞・組織の細胞分化や機能変化などの動的反応をビジュアル化する技術は飛躍的に発達し、二光子励起顕微鏡(石井先生)や蛍光プローブ(李先生)を用いた解析は、現在、注目を浴びている手法の1つである。一方、高い解像度を示すFIB-SEMや構造化照明顕微鏡(SIM)などは、これまでの形態学的手法から一歩超えた新しい情報を提供するほか(長谷川先生)、赤外分光法やラマン分光法といった通常の顕微観察では表現できない骨基質の性状を画像化することができる(木村先生)。このシンポジウムでは、最近の手法により得られる最新のデーターを参加者にご提示することで、魅力あるシンポジウムにしたいと考えている。

 SS6-1 オーバービュー:骨を観る ─組織化学・微細構造学からバイオイメージングへの展開─
     ○網塚 憲生1)、長谷川 智香1)、坪井 香奈子1)、本郷 裕美1)、原口 真衣1)
      山本 知真也1)(北大 院歯 硬組織発生生物)
 SS6-2  SIM・FIB-SEM・原子間力顕微鏡・同位体顕微鏡を用いた骨組織解析への応用
     ○長谷川 智香1)、坪井 香奈子1)、本郷 裕美1)、山本 知真也1)、網塚 憲生1) 
     (北大 院歯 硬組織発生生物)
 SS6-3 蛍光細胞メージングと骨形態計測で見る骨代謝におけるケモカインシグナルの役割
     ○李 智媛2)、飯村 忠浩1,2,3)
     (1)愛媛大 プロテオサイエンスセ、2)愛媛大 学術支援セ、
      3)愛媛大病院 先端医療創生セ・人工関節セ)
 SS6-4 生体骨イメージングで解く骨吸収抑制剤の新たな作用機序
     ○石井 優1)2)
     (1)大阪大 院医/生命機能 免疫細胞生物、2)JST・CREST)
 SS6-5 赤外分光法・ラマン分光法による骨質の可視化
     ○木村-須田 廣美1), 2)、伊藤 哲平2)、兼平 裕也2)、日高 公介2)、金沢 恭祐2)
      植野 秀俊2)
     (1)千歳科技大 理工 応用化学生物、2)千歳科技大 院 光科学)
サテライトシンポジウム7
日 時:9月11日(金)13:00〜15:00
会 場:中会議室302B
オーガナイザー1 山座 孝義(九大 院歯 分子口腔解剖)
オーガナイザー2 本田 雅規(愛院大 歯 口腔解剖)
SS7「歯髄間葉系幹細胞の最先端研究」
今年は歯髄間葉系幹細胞が発見され15年の節目の年である。その容易な採取性と多分化能への期待から始められた我が国での歯髄間葉系幹細胞研究は、今や幹細胞生物学に留まらず、臨床応用研究へと研究領域を拡大し、世界最前線を走っている。
そこで,本シンポジウムでは,歯髄間葉系幹細胞の先端的研究分野を開拓している研究者にご参集頂き、歯髄幹細胞に関する最新知見を多様な角度から紹介・議論するシンポジウムを企画した。

 SS7-1 歯髄幹細胞の機能解析と組織再生治療への有効性の検討
     ○秦 正樹(愛院大 歯 有床義歯)
 SS7-2 歯髄間葉細胞の由来と造血支持能を含む性状
     ○山崎 英俊(三重大 院医 幹細胞発生)
 SS7-3 歯髄・歯肉由来の間葉系幹細胞の特性と硬組織再生
     ○川島 伸之、興地 隆史(医科歯科大 院医歯 歯髄生物)
 SS7-4 歯髄幹細胞と橋渡し研究
     ○山座 孝義(九大 院歯 分子口腔解剖)
サテライトシンポジウム8
日 時:9月11日(金)15:30〜17:30
会 場:中会議室302B
オーガナイザー1 篠田 雅路(日本大 歯 生理)
オーガナイザー2 北川 純一(松本歯 大 口腔生理)
SS8「神経損傷後の口腔感覚機能回復を目指した研究最前線」
三叉神経の損傷は、顎顔面口腔領域における感覚消失を惹き起こすと共に、異常疼痛に代表される多様な神経症状を長期にわたってきたすことが知られている。現在、このような口腔感覚機能障害に起因する神経症状に対して、根治的治療法の開発が望まれている。本シンポジウムでは末梢神経障害に伴う神経の可塑的変化および口腔感覚機能再生療法の開発に向けた研究を紹介し、末梢神経損傷に起因する口腔感覚機能障害に対する基礎研究を臨床に繋げるトランスレーショナル・リサーチの現状を議論する。

 SS8-1 下歯槽神経切除モデルにおける細胞移植の効果
     ○本田 雅規1,2)、鳥海 拓2)、岡 篤志2)、篠田 雅路3)、岩田 幸一3)、磯川 桂太郎2)
     (1)愛院大 歯 口腔解剖、2)日本大 歯 解剖II、3)日本大 歯 生理)
 SS8-2 眼窩下神経損傷における三叉神経節でのalpha-2/delta-1 subunitの分布と機能
     ○佐藤 匡、市川 博之(東北大 院歯 口腔器官構造)
 SS8-3 ラット下歯槽神経切断による島皮質の局所回路の可塑的変化
     ○小林 真之(日本大 歯 薬理)
 SS8-4 三叉神経運動核アストログリアは眼窩下神経損傷による開口反射の変調に関与する
     ○北川 純一(松本歯大 口腔生理)
 SS8-5 抗炎症性組織再生型M2マクロファージ誘導因子による神経再生療法の開発
     ○山本 朗仁(名大 院医 頭頸部感覚器外科)
サテライトシンポジウム9
日 時:9月11日(金)13:00〜15:00
会 場:中会議室301A
オーガナイザー1 舩橋 誠(北大 院歯 口腔生理)
オーガナイザー2 山村 健介(新大 院医歯 口腔生理)
SS9「口腔生理学分野の研究最前線 Frontier in the field of Oral Physiology」
口腔生理学領域において精力的に研究を行っている研究者(若手を含む)をシンポジストとして招請して、各研究者の取り組みと最新の研究成果についてご講演頂く。講演時間15分、質疑応答7分、交代時間2分に設定する予定である。討論時間を通常よりも多くとることにより、口腔生理学の現状と問題点、そして未来に向けての活発な意見交換を行いたい。本サテライトシンポジウムを開催することにより、口腔生理学領域の研究の活性化と発展に資することを目指す。

 SS9-1 乾燥に“潤い”をもたらすメカニズムの解明
     ○黒瀬 雅之1), 八田 あずさ1,2), 岡本 圭一郎1), Ian D Meng 3), 山村 健介1)
     (1) 新大 院医歯 口腔生理2) 新大 病院 総合診療
      3)ニューイングランド大 医 生理)
 SS9-2 小鳥の脳から学んだこと〜異分野における生理学、歯学の活用事例
     ○奥村 哲(静岡理工科大 総合情報 神経行動)
 SS9-3 舌癌における初期癌性疼痛抑制機構
     ○古川 明彦1)、篠田 雅路2)、久保 亜抄子2)、本田 訓也1)2)、岩田 幸一2) 
     (1)日本大 歯 口腔外科、2)日本大 歯 生理)
 SS9-4 エンドカンナビノイドによる自己増幅的甘味増強とT1R3-非依存的甘味受容経路の存在
     ○岩田 周介1)、吉田 竜介1)、重村 憲徳1)、二ノ宮 裕三1),2)
     (1)九大 院歯 口腔機能解析、2)九大 味覚・嗅覚センサ研究開発セ)
 SS9-5 嚥下時における口腔感覚の変調
     ○酒井 翔悟、 辻 光順、 真柄 仁、 辻村 恭憲、 井上 誠
     (新潟大 院医歯 摂食嚥下リハビリ)
サテライトシンポジウム10
日 時:9月11日(金)15:30〜17:00
会 場:中会議室301A
オーガナイザー1 近藤 信太郎(日大松戸歯 解剖I)
オーガナイザー2 真鍋 義孝(長崎大 院医歯薬 顎顔面解剖)
SS10「歯の形態とその変異を考察する」
歯の形態は非計測学的形質の観察や最大径をノギスで計測する方法で記載されてきたが、最近はマイクロCTによる歯内部の形態や幾何学的形態計測による形そのものの計量化が試みられている。本シンポジウムでは伝統的な方法と最新の方法による歯の形態表現の比較、また、それぞれの方法によって形態変異がどのように捉えられるかを、若手・中堅の研究者によって話題を提供いただき、歯の形態とその変異について考察したい。

 SS10  歯の形態とその変異を考察する
     ○近藤 信太郎1)、真鍋 義孝2)
     (1)日大松戸歯 解剖I、
      2)長崎大 院医歯薬 顎顔面解剖)
 SS10-1 南太平洋集団における第三大臼歯のサイズと変異
     ○松野 昌展、近藤 信太郎
      日大松戸歯 解剖I
 SS10-2 永久歯が小さい集団は乳歯も小さいのか? -永久歯と乳歯の大きさによる集団比較
     ○北川 賀一、真鍋 義孝、小山田 常一
     (長崎大 院医歯薬 顎顔面解剖)
 SS10-3 エナメル象牙境とエナメル質外表面の形態的相関度
     ○森田 航(北大 院歯 口腔機能解剖)
 SS10-4 非侵襲的方法による歯の内部構造の把握と教育への応用
     ○加藤 彰子1)、Alexander Ziegler2) 
     ( 1) 愛院大 歯 口腔解剖、2) ボン大 動物)
サテライトシンポジウム11
日 時:9月11日(金)13:00〜14:30
会 場:中会議室301B
オーガナイザー1 阿部 伸一(東歯大 解剖)
オーガナイザー2 佐藤 巌(日本歯大 生命歯 解剖1)
SS11
「口腔機能を担う“筋”が持つ潜在能力を探る ─筋の分化と可塑性に関する最近の筋研究の動向─」

咀嚼から嚥下機能を担う口腔咽頭領域の筋組織は、胎生期から生後、食性変化、閉経、老化と生理的変化を受けやすい組織であるにも関わらず、十分研究がなされているとは言い難い。筋は他の器官と比べ幹細胞も豊富に存在し、基本的には環境変化に対して血管造成や筋線維の変化に関与することが知られている。この多様性は筋の修復のみならず、器官形成、再生にも応用できる筋組織の特性である。本シンポジウムでは現在までの筋研究の成果を検証し、今後の方向性を探る機会とする。このため、これまでの研究成果について血管関連因子から見た筋細胞と間葉系のダイナミックス(春原正隆、他)、胎生期の形態形成に関する研究(山本将仁)、癌が舌筋の形態・性質に与える影響(崎山浩司、他)について基調講演を行う。さらに、筋研究の今後の展望、一つの方向性として、重層化筋芽細胞シートに関する最新の知見について基調講演を行い(比嘉一成、他)、今後の筋研究の方向性を提言するシンポジウムとする。

 SS11-1 咬筋の発達における血管関連因子からみた筋細胞と間葉系細胞のダイナミクス
     ○春原 正隆、佐藤 巌(日本歯大 生命歯 解剖一)
 SS11-2 筋─骨付着部形態形成を筋特有タンパクが誘導する?
      〜胎児標本を用いた発生・形態学的研究成果からの示唆〜
     ○山本 将仁(東歯大 解剖)
 SS11-3 癌が舌筋の形態や特性に与える影響
     ○崎山 浩司1)、瀧澤 将太2)、坂東 康彦1)、坂下 英1, 2)、天野 修1)
     (1)明海大 歯 解剖、2)明海大 歯 口外 II)
 SS11-4 口腔粘膜上皮シートをハイブリッドさせる事で得られる重層化筋芽細胞シート
     ○比嘉 一成1)、山根 茂樹2)、梅澤 貴志2)、芹川 雅光2)、島﨑 潤1) 、阿部 伸一2)
     (1)東歯大市川病院 眼科/角膜セ、2)東歯大 解剖)
サテライトシンポジウム12
日 時:9月11日(金)15:30〜17:30
会 場:中会議室301B
オーガナイザー1 山越 康雄(鶴見大 歯 分子生化)
オーガナイザー2 大島 勇人(新潟大 院医歯 硬組織形態)
SS12「Dentin Sialophosphoprotein(DSPP)を形態と機能から考える」
象牙芽細胞分化マーカーの選択は象牙芽細胞分化過程の正しい評価のために重要である。本シンポジウムでは、DSPP由来タンパク質の象牙芽細胞分化マーカーとしての有用性を検証すると共に、DSPP由来タンパク質の構造や象牙質形成における役割についての最近の研究成果を報告し、DSPPを形態と機能から考える機会を提供し、活発な議論に繋げたい。

 SS12-1 オーバービュー:DSPPを形態と機能から考える
     ○山越 康雄(鶴見大 歯 分子生化)
 SS12-2 歯髄および象牙質中のDSPP由来タンパク質〜 遺伝子発現と機能について 〜
     ○山本 竜司(鶴見大 歯 分子生化)
 SS12-3 象牙芽細胞分化過程におけるDsppの機能的意義
     ○斎藤 浩太郎1)、中富 満城2)、依田 浩子1)、大島 勇人1)
     (1)新潟大 院医歯 硬組織形態、2)九歯大 解剖)
 SS12-4 幹細胞を用いた象牙芽細胞分化誘導法とそのメカニズム
     ○尾関 伸明1)、茂木 眞希雄2)、中田 和彦1)
     (1)愛院大 歯 歯内治療、2)愛院大 薬 生体機能化学)
 SS12-5 改変型組み換えDPPタンパク質を利用した硬組織再生における有用性
     ○鈴木 茂樹1)、小武家 誠司1)、春山 直人2)、柴 秀樹1)
     (1) 広島大 院医歯薬保 歯髄生物、2)九大 歯 矯正)
サテライトシンポジウム13
日 時:9月11日(金)13:00〜15:00
会 場:小会議室303.304
Organizers:
1.Yoshihisa Yamashita (Kyushu University)
2.Takuichi Sato (Tohoku University)
3.Akihiro Yoshida (Matsumoto Dental University)
4.Tomoko Ohshima (Tsurumi University)
5.Nobushiro Hamada (Kanagawa Dental University)
SS13 "Oral Biofilm and Microbiome Research - At the Cutting Edge by Young Investigators -"
Summary of this symposium:
This satellite symposium focuses on cutting edge in oral biofilm and microbiome research. The keynote speaker, Dr. Sonia R. Vartoukian (Queen Mary University of London, UK), presents a lecture entitled "Culturing 'uncultivable' oral bacteria", followed by two young investigators(Drs. Toru Takeshita and Izumi Mashima). Their current topics are 1) a molecular epidemiology study exploring oral microbiome structure associated with human health, and 2) molecular biological control method for oral biofilm at early stage.

 SS13-1 Culturing 'Uncultivable' Oral Bacteria
      ○Sonia R. Vartoukian
    (Barts and The London Sch Med Dent, Queen Mary Univ London, UK)
 SS13-2 A Molecular Epidemiology Study Exploring Oral Microbiome Structure Associated
      with Human Health
      ○Toru Takeshita, Yoshihisa Yamashita
      (Sec Preventive and Public Health Dent, Div Oral Health, Growth and
      Development, Kyushu Univ Fac Dent Sci)
 SS13-3 Molecular Biological Control Method for Oral Biofilm at Early Stage
     ○Izumi Mashima 1,2, Hiroshi Miyakawa 2, Futoshi Nakazawa 2
    (1) Postdoctoral Fellow of JSPS, 2) Dept Oral Microbiol, Sch Dent, Health
      Sci Univ Hokkaido)
サテライトシンポジウム14
日 時:9月11日(金)15:30〜17:00
会 場:小会議室303.304
オーガナイザー1 原田 英光(岩医大 解剖 発生生物・再生医学
オーガナイザー2 Han-Sung Jung( Dept of Oral Biol, Yonsei Univ.)
SS14「歯の形態形成のメカニズムを再考する」
歯は、顎の中の決められた部位に決められた歯種が発生する。これは、歯冠や歯根の形態が顎(歯列)のパターン化の中で決定されていることを示すものだが、このような異なった歯種の形態形成のメカニズムと顎のパターン化を結びつける理論は未だ確立されていない。今回のシンポジウムでは,その歴史的背景や従来の考え方をもう一度吟味し直すと同時に最新の研究も含めて歯の形態形成のメカニズムについて議論し、さらには将来の再生医療が抱える歯の形態をどう再現するかの課題を追求してみたい。

 SS14-1 多生歯性の歯列を読み解く:“Zahnreihe”(A.G.Edmund 1960)理論の考え方.
       魚類の歯を題材として
     ○脇田 稔(歯科基礎医学会名誉会員)
 SS14-2 歯の形態形成を再考する;Cope-Osbornの三結節説の再検討から
     ○小澤 幸重(触れて観て考える「歯と骨」の訪問教室)
 SS14-3 イメージングから考える歯の形態形成機構の新規視点
     ○原田 英光、熊上 深香、大津 圭史、藤原 尚樹
     (岩医大 解剖 発生生物・再生医学)
 SS14-4 Current opinion in odontology
     ○ Han-Sung Jung(Dept of Oral Biol, Yonsei Univ)
サテライトシンポジウム15
日 時:9月11日(金)13:00〜15:00
会 場:小会議室203.204
オーガナイザー1  藤村 朗(岩医大 解剖 機能形態)
SS15「歯周組織の臨床と基礎 ─脈管系を中心に─」
脈管系は歯周組織の発生や疾患に対する治療において重要な因子である。歯周組織の構造をすべて複合体と考え、インプラント手術や再生医療における脈管系の重要性を歯科でも認識すべきであると考える。本シンポジウムでは歯周組織の一つである歯根膜を歯根形成の発生から脈管を中心に見直し、歯周治療、インプラント、再生医療等における脈管系の重要性や意義を考え直す。
 SS15-1  Hertwig上皮鞘形成と断裂における新規仮説
     ○藤原 尚樹、熊上 深香、大津 圭史、原田 英光
     (岩医大 解剖 発生生物・再生医学)
 SS15-2 インプラント周囲組織の微細血管
     ○松尾 雅斗(神奈川歯大 口腔科学 歯科形態)
 SS15-3 インプラント治療に関係する脈管の肉眼解剖
     ○三輪 容子、佐藤 巌(日本歯大 生命歯 解剖1)
 SS15-4 歯周組織のリンパ管
     ○安藤 禎紀、藤村 朗(岩医大 解剖 機能形態)
 SS15-5 異なる間葉系幹細胞の協調的作用を利用した歯周組織再生
     ○帖佐 直幸、石崎 明(岩医大 生化 細胞情報科学)
サテライトシンポジウム16
日 時:9月11日(金)15:30〜17:30
会 場:小会議室203.204
オーガナイザー1 田沼 順一(朝日大 歯 口腔病理)
オーガナイザー2 岡田 康男(日歯新潟 病理)
SS16「口腔癌の新たな治療戦略のための分子病理」
口腔癌の増殖、進展、浸潤、転移、再発や抗癌剤耐性獲得は予後に大きく関与する。また、治療後には口腔機能低下や審美障害からQOLの低下をきたすこともあり、他領域の悪性腫瘍と大きく異なる特殊性を有する。本シンポジウムでは、口腔癌の治療戦略を考える上で重要な役割を果たす因子や機構についての分子病理学的な研究と新しい知見について、わかりやすい内容で演者に講演していただき、最後にその内容と基礎研究の将来について総合討論を行う。

 SS16-1 リガンド依存性受容体DCC蛋白による口腔扁平上皮癌へのアポトーシス誘導
     ○清島 保、和田 裕子(九大 院歯 口腔病理)
 SS16-2 口腔扁平上皮癌細胞による死細胞貪食の分子機構とその意義
     ○山﨑 学(新潟大 院医歯 口腔病理)
 SS16-3 口腔扁平上皮癌の組織学的悪性度から上皮間葉移行のin vitro研究まで
     ○岡田 康男1),2)、柬理 賴亮1)、大野 淳也2)、石黒 仁江1)、森出 美智子1)
      長谷川 仁1)
     (1)日歯新潟 病理 2)日本歯大 院新潟生命歯 病態組織機構)
 SS16-4 口腔がんの治療戦略に対する基礎研究の必要性
     ○田沼 順一 、金子 裕康、中尾 寿奈、江原 道子、永山 元彦
     (朝日大 歯 口腔病理)
懇親会
日時:2015年9月12日(土)
場所:新潟グランドホテル(新潟市中央区下大川前通3ノ町2230 TEL:025-228-6111)